小ネタその1

 

まあ、そんなわけで、おまけの小ネタです。
本当は数ページ漫画のネタだったのですが、絵コンテを切ったら10ページにも及んだので(おまけを入れると11ページ)これは九分九厘お蔵入りするだろうと判断し、まだ描く意欲はゼロではないですが、何分時間がかかることもあり、ここに公開することに決めた次第です。

しかし、ネタを書いた時期が大分前なので、今の現状とは多少違う部分がありますね。うーん。

ちなみに、参考資料(というか元ネタ)は、麻宮騎亜さんの漫画「Compile」です。
何だかこれだけでどんな内容なのか想像つきますが、よろしければご覧になって下さい。


 

―― ヴァレリウス英雄伝説(仮) ――

 

時はいつかは定かではないが、何にしてもナリスが反逆を起こしてから数日後――
とうとう、ナリスの寝室にまで、キタイの竜王の影が迫ってきた。

竜王  「ふっはっはっは! アルド・ナリス――今度こそ我に従ってもらうぞ!!」
ナリス 「お前は……ヤンダル・ゾッグ!」
竜王  「そうだ……我こそがヤンダル・ゾッグ……クムの格闘士、不滅の格闘士王、素手で馬2頭をもちあげる男だ」
ナリス 「それはカンダルでは……」

(ちゅどーん!)

カイ 「ナリス様!」
ナリス 「な…なに? 今のは」
??? 「ナリス様、お気を付け下さい」
ナリス 「ヴァレリウス!」
ヴァレ 「きゃつのボケにツッコンでしまうと、周囲の空間のバランスが崩れて爆発してしまうのです! そう、それこそがきゃつの恐ろしい必殺技なのです!!」
竜王 「無駄だ……ヴァレリウスよ」
「人間というのは、ボケをかまされたらツッコンでしまうという、悲しい性があるのだ」
ヴァレ 「………」
竜王 「この爆発の衝撃によって、アルド・ナリスを意のままに操ろうという、恐ろしい作戦よ! どうだ、恐いだろう!!」
ヴァレ 「別に……」
竜王 「小癪な! 若僧めが!!」
ヴァレ 「第一、その姿で言っても説得力はないぜ。というか、何でレムス陛下の姿なんだ?」
(※竜王が登場するコマの全てに竜の姿を描く気力が私にはないので、素のレムス君で代用する予定なのです。^^;;)
竜王 「ふっ……諸般の事情ってやつでね。まあ、筆者の画力が伴わないというか」
ヴァレ 「筆者って湯水などを組む柄のある道具……」
竜王 「それはひしゃくだっ!」

(どごーん!)

竜王 「ふっ……成る程。たかだか上級魔道師の割には、少しは出来るようだな」
ヴァレ 「俺様とて数々の駄洒落を言って周囲を寒がらせた男――このくらいのボケ&ツッコミは何てことはないぜ」

ナリス 「俗に言う「親父ギャグ」だよ」
カイ 「成る程」

竜王 「親父と言うと、野菜などを混ぜて柔らかく煮た粥……」
ヴァレ 「それはおじやだろ!」

(ちゅどーん!)

ヴァレ 「おじやと言うと、金属を鍛え、種々の器物を作る……」
竜王 「それは鍛冶屋だ!」

(どどーん!)

竜王 「鍛冶屋と言うと、サイロンのまじない小路にいる魔女……」
ヴァレ 「それはタミヤだろ!」

(どごーん!)

ヴァレ 「タミヤと言うと、リーナス坊ちゃんの奥方で……」
竜王 「それはミネアだ!」

(どかーん!)

竜王 「ミネアと言うと、パロの聖騎士伯で、ルナン候の娘である……」
ヴァレ 「それはリギアさまだろう!」

(がかーん!)

カイ 「ナリスさま! あのままでは決着が着く前にパロ全土が……! 何とかしないと……!!」
ナリス 「それは無理だよ」
カイ 「何故です!?」
ナリス 「何故って……ボケとツッコミが終わるには、あるキーワードが必要だからね。判るかい?」
カイ 「キーワード――ですか?」

竜王 「ヴァレリウスよ! この勝負、ボケとツッコミに失敗したほうが負けだ!」
ヴァレ 「言われなくても判ってる!」
竜王 「判ってると言ったら、ヤヌス大神殿の大僧正で……」
ヴァレ 「それはデルノス大僧正だろ」

(ちゅどーん!)

ヴァレ 「デルノス大僧正と言ったら、草原にある国で……」
竜王 「それはアルゴスだろ」

(どどーん!)

竜王 「アルゴス言ったら、ルードの森でイシュトヴァーンの手引きによって殺された……」
ヴァレ 「それはマルス伯だろう?」

(どごーん!)

ヴァレ 「マルスと言ったら、アエリアの従兄弟で、トーラス戦役の後処刑された……」
竜王 「それはマリスだろ」

(どかーん!)

竜王 「マリス言ったら、パロの有名な髪のデザイナーで……」
ヴァレ 「それはアマリスだろ」

(ちゅどーん!)

ヴァレ 「アマリスと言ったら、中原で一、二を争そうの美女と言われる……」
竜王 「それはナリスだろうが」
ヴァレ 「何言っていやがる。ナリスさまは男だろう?(にやっ)」
竜王 「し…しまったぁっ!!」

(どごごごーーん!!)

ヴァレ 「もう、お前さんとはやってられへんわ」
竜王 (ばたり)
ヴァレ 「いい加減にしなさい」

かくて長く苦しい竜王との戦いは終わった――
しかし、これで戦いは終わったわけではない。
竜王がパロ全土に与えた爪痕は未だ残っている。
これからの戦いとは、まずはこの痕跡を消し去ることにあるのだ。
がんヴァレ! 我らが魔道師宰相・ヴァレリウス!!
パロの行く末は君の手にかかっているぞっ!

あ。勿論、ナリスとリンダもね☆

―― END ――




















一方、戦いが終わり、リンダも無事救出し終えた後、彼らは焼け野原と化したクリスタルを見据えていた。
ナリス 「凄い有様だね」
ヴァレ 「全くです。しかし、これでもう、竜王の脅威はなくなりました」
ナリス 「これが本当の大炎上(大団円)なんてね」
一同 「………(汗)」
ナリス 「どうしたの? みんな?」

(どごごごごごご!!)

この後のパロの行方は……知らない。

―― THE END ――