ヴァレ君恋愛篇(47巻〜49巻)
| さあ、いよいよヴァレ君恋愛篇ということで、47から49巻の間のヴァレ君の名(迷)台詞を記します。 今までワンポイント的な存在であったヴァレ君がメインキャラばりに登場しています。 多分に漏れがあると思いますので、「こんな名台詞がある」だの「ここが違う」だのというご意見がありましたら、ボードなりメールでなり申し出て下さい。(^^) |
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私は、小さいときにあまりにも、生きのびるためだけの苦しみ、というのを味わいすぎたのかもしれません。私はただ、平和に、ものごとがとにかくなごやかに運んでいて、一日のかてに困らず、誰も殺し合いだのぶっそうな陰謀をだくらまず、すべてが丸くおさまっているのだけが望みなんです」 |
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| 「リーナスさまのようにただ平凡で能力も野心もないというのならどんなによかったか、そうしたらそのときこそナリスさまが宰相としてぞんぶんに腕をふるえますからね。またもうちょっと陛下が器が大きくてもそれでよかった。もうちょっと年がいっているか、いっていないか――すべてが陛下にとってはもっとも辛いようにと目が出ているんでしょう。私はとにかくパロが平和で外敵から守られてすべてがうまくおさまってさえいれば満足なんです。いくさのときにははっきり申上げて陛下よりナリスさまのほうがどれだけ頼もしいかしれない。しかし平和のときには、ナリスさまは――リギアさま、あのかたは、たぶん平和のときにはご自分をもてあますだろうとはお考えになりませんかね」 |
| 本伝第四十七巻「アムネリスの婚約」第二話「それぞれの糸」より |
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「あのかたも、反感をかいやすいところはおありになりますからね。――姫のようにナリスさま一筋、というかたが十人いれば、必ず、ナリスさまはけしからん、という人間も一人いるのだと思っていただいたほうがいい。ことにナリスさまはそれこそ、毒にも薬にもならぬというタイプではないですからね」 「これは不思議なものでしてね。それがいいことだとはまったく思いませんが……私のように、平和のためには傑物よりも多少凡庸な国王のほうがいいんじゃないか、という考えのほかに、もっとけしからぬ――英明で傑出した人材が国王になったら何ひとつ時分はうまい汁が吸えないじゃないか、と考えるものや、またそうした人物が国王になったり実権を持ったら自分のしてきたインチキや罪が露見するとおそれているものや、またもっと単純に、自分より人物なものをねたむもの、自分より美しいものをねたむもの――また凡庸な国王のほうが悪事をはたらき、私服をこやすためには好都合だと考えるもの、いろいろなものがいるんですよ。――もちろんまた、本当に開明的な人物が国家をおさめる実権を持ったら、これまでの秩序やその人間が正しいとずっと無条件に信じていた封建制度がくずされてしまう、それをいとう人間もたくさんいます。――ナリスさまはきわめて敵が多いのですよ、リギアさま。……いまでも、いやむしろいまのほうが、ね」 |
| 本伝第四十七巻「アムネリスの婚約」第二話「それぞれの糸」より |
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「そう、間違っています。でも、正しいことがいつも必ず望まれているわけじゃない」 |
| 本伝第四十七巻「アムネリスの婚約」第二話「それぞれの糸」より |
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地の文より―― ――もっとも、ヴァレリウスという男はこれでかなり自負心が強かったので、たえずこんなに気のまわる、警句ばかりいって韜晦をほしいままにしている、頭の鋭い油断のならぬ男のかたわらにいるというのは相当、そのうちに苛々してしまうだろう、ともわかっていたのだが。 |
| 本伝第四十八巻「美しき虜囚」第一話「遠い黒雲」より |
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「私にはそのようなSM趣味はございませんよ、殿下」 |
| 本伝第四十八巻「美しき虜囚」第四話「塔の中で」より |
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「ナリスさま」 「いつもそのようにご冗談でまぎらわされて……あなたさまとて、生身には違いないんですよ」 |
| 本伝第四十八巻「美しき虜囚」第四話「塔の中で」より |
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(やれやれ) (トルクはトルクの穴を掘り、エルハンはエルハンの穴を掘る、とはよく云ったものだ!かつてあれほど理知的だったクリスタル宮廷も、こうなっちゃあいまやただの大混乱のるつぼにすぎんな。これもすべて指導者しだいということかね。やれやれ――!) |
| 本伝第四十九巻「緋の陥穽」第二話「ルアーの鐘響く時」より |
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